総会と茶道研修―2023年7月2日

朝、2023年度の年次総会の後、場所を移して茶道研修を行いました。茶道は日本の文化体験の中で最も人気があります。

今日の茶会のテーマは「夏」でしたが、茶室の入り口には、竹が飾られ、床に飾られる季節の花や掛け軸、道具、お菓子までテーマを意識した一貫性があることの説明を受けると、なるほどなぁと感じられて趣がありました。


ちょっと習った作法を復習がてら紹介します。
茶室に入って待っていると、しばらくして亭主が入って、お茶を点てる儀式が始まる。

和菓子が出されたら、隣の人に「お先に失礼します」と声をかけ、目の前の懐紙にお菓子を移し、お菓子の乗った懐紙を手に取り、適当な大きさに割っていただく。お菓子はお茶を飲む前にいただく。

お茶が出される。また隣の人に「お先に失礼します」と言い、茶碗を自分の前に置き、亭主に一礼する。

茶碗を左手に置き、右手を茶碗の横に添え、茶碗を時計回りに2回回し、両手で茶を飲む。
茶碗の表に口を付けないため。
飲み終わったら、右手の人差し指と親指で茶碗の飲んだ部分を軽くなぞり、懐紙で指を拭く。

それから茶碗を反時計回りに2回まわして元の向きにしたら、お椀を畳の上に戻す。
茶碗を鑑賞した後、茶碗の正面を亭主の方に向ける。

同じお茶でも、手間暇と思いを込めて入れられたお茶は、何倍もおいしいものですね。

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