大本山永平寺

永平寺は、13世紀なかばに道元禅師が坐禅修行の場として創建した、曹洞宗大本山である。現在の永平寺町にある。

樹齢700年近いといわれる杉林の中に広大な敷地を持ち、七堂伽藍(山門、仏殿、僧堂、庫院、東司、浴室、法堂)と呼ばれる建物をはじめ、大小70の堂閣が立ち並んでいる。

寺内には、230枚の花鳥図がはめ込まれた絵天井の間(傘松閣)や道元ら歴代禅師の遺骨を集めた承陽殿、お寺の中で台所にあたる大庫院、修行僧が入門する際の玄関に当たる山門など多彩な見どころがある。

現在も日本全国から来た多くの雲水(修行僧)が道元の定めた厳しい戒律によって生活し、修行をしている。

見学客は、希望をすれば坐禅や写経などを体験することができる。