毎年2月の最終土日は、勝山左義長(福井県指定無形民俗文化財)です。
昨日は、普段なかなかできていない研修の一つとして、地元勝山市内にお住いの当会事務局長のご案内で、午前中2時間程、勝山左義長まつりをご案内していただきました。
≪ 勝山左義長の特徴 ≫
①約300年の歴史、江戸時代17世紀終わりごろから続く伝統行事
②左義長櫓(さぎちょうやぐら)12基とそれぞれの櫓の上で繰り広げられる左義長囃子(さぎちょうはやし)
左義長櫓の上では、各々三味線、笛、鉦の軽快なテンポにのって浮かれ太鼓が躍ります。
③ご神体(松飾):全14体 ⇒ 日曜の最後の夜に九頭竜川河川敷に集まってどんど焼き
③作り物(身の回りのもので干支にちなんだものを作る)
④絵行灯(えあんどん)(時代や世相を風刺した川柳が彩られる)
⑤三色の色短冊(各地区ごとに配色が異なる)がお祭りを彩る。出店も多く雰囲気があって楽しい。
規模が大きいし、これらの特徴で「奥越前の冬の風物詩」「勝山の奇祭」等の二つ名も持っている勝山左義長まつりです。
歴史的には、越前勝山は、江戸時代前期、小笠原公が入封して歴代藩主を務めました。その小田原家及び家臣の菩提寺が、臨済宗「開善寺(かいぜんじ)」です。
今はボランティアで維持されているそうですが、「本家勝山小笠原の会」の人から、勝山藩の歴史や小笠原家の逸話等レクチャーを受けました。
大変興味深いお話やぜんざいやお茶などごちそうさまでした。
集合場所のえちぜん鉄道勝山駅に戻り、約2時間程の勝山左義長まつり見学と越前勝山藩の歴史の勉強になりました。
事務局長ありがとうございました。